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山スキーの記録1999

ニセコアンヌプリ


五色温泉からアンヌプリを望む
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 月日:'98年12月31日〜'99年1月5日
 私が滑った滑走コース:下図に示す。

Aコース:ニセコアンヌプリ北東尾根滑走-花園第3リフト(雪崩危険地帯を横切るので注意)
Bコース:ニセコアンヌプリ北面滑走−花園第1リフト(胸までのものすごいパウダー)
Cコース:ニセコアンヌプリ北東尾根滑走-花園第3リフト(広い尾根、滑りやすい)
Dコース:ニセコアンヌプリ西面滑走−五色温泉−湯本温泉(上部はアイスバーン、下部は斜度が無く歩く、車道はスケーティングで)


1日目 日立−(車)−福島空港−(飛行機)−千歳空港−(バス)−ニセコひらふ、ゲレンデ滑走
2日目 ゲレンデ滑走、Aコース、Bコース滑走
3日目 ゲレンデ滑走、Cコース、Dコース滑走
4日目 ゲレンデ滑走−倶知安駅−(電車)ー札幌
5、6日目 小樽、札幌観光−(電車)−郡山−福島空港−(車)−日立
12月31日

  日立を5時半に出発した。何と1時間半で福島空港に到着した。飛行機から見た北海道は雲におおわれていた。新千歳空港到着直後に出発のバスに乗り、14時頃にニセコヒラフの宿に着いた。まだ、時間があるので18時まで滑った。天候は雪であったが、所々に深雪(膝まで)が残っており新しいスキーでの深雪滑走を楽しんだ。スキーが良くなったのか、靴が良くなったのか、雪が良いのか、それとも私がうまくなったのか膝までの深雪なら問題なく滑れることに満足した。明日からのバックカントリーが楽しみだ。


1月1日

  昨夜はずっと雪だったせいで、50cm程の新雪が積もっていた。朝一番に1000m台地の上のオープンスペースを目指す。リフトから見る斜面にはまだシュプールがついていないところがある。そこを目指して滑る、最初のシュプールは感動の滑降であった。深雪は膝下から一部腰までであった。ニセコの雪が軽いせいか、腰までの雪でもそれほど問題なくターンできる。2回程滑ると、もう斜面はシュプールだらけになってしまった。さすがにニセコにくる人はパウダーを求めるようで、圧雪された斜面には目もくれずに滑るあたりがすごい。

  パウダーの斜面がなくなると、頂上を目指して歩き始める人で列ができ始めた。私も遅れじと頂上へ向かった。以前にアンヌプリから頂上を目指したときは頂上まで50分程度かかった気がするが、ヒラフの最上部から歩くとたった20分で頂上に到着した。まあ、今回はスキーをザックにつけ、ストックでバランスをとりながら歩いたので楽だった。地形図ではリフト終点から頂上まで120m程の標高差があることになっているが、20分ならいいペースだろう。なお、ヒラフからはゲレンデから頂上部のコルまで圧雪されているので、つぼ足でもそれほどもぐらない。また、多くの人が頂上を目指すので、ほとんど階段のようになっており、あまり登りは楽しくない。せっかくシールを持ってきたのに使う機会がなかった。

  当初は天気が良かったのだが、頂上に着いたときは雪が強く、視界は100m程だ。お茶を飲んだりして天候が穏やかになるのを待ったが、30分待っても良くならないので、覚悟を決めて滑ることにする。天気も悪いので、花園のリフトへ出るように滑ることにする。最初は雪が重い、途中からいい感じで滑れるようになった。ヒラフのシングルリフトの所に出ようかと思ったが、左にいい斜面があるので、そちらにトラバースし、広い尾根を滑った。尾根が狭くなったところで右の狭い谷に滑る込むとツアー用の標識があり、標識に導かれていくと花園の第3リフトに出た。このコースは滑る人が多いようで、随分とシュプールがついていた。

  天候はなかなか回復せず、とても頂上へ行く気がしない。昼に中腹のレストハウスで休んでいると、上の方が明るくなってきたので、すぐに準備をし、リフトで最上部に上がった。そこからスキーをザックにつけてハイクアップする。同様に20分で頂上に到着した。今度は視界は随分あり、周りにも濃い雲がないので、ちょっとツアーに出かけることにする。私が見ている前で西に伸びる稜線に向かう5人連れがいる。アンヌプリスキー場下に向かうのだと思い、ちょっと間をおいてついていく。すると、稜線から北斜面を滑り降りている。これはアンヌプリスキー場下ではないなと思ったがトレースをたどらせてもらうことにする。北斜面はものすごいパウダーで平均で腰まで、マックスでは胸まであるものだった。なかなかの急斜面ではあるが、雪が深いので、抵抗も大きく、それほどスピードが出ず、スキーを持ちあげてやるとスキーが雪から飛び出し、空中で切り替え、フワリと着地した。これほどすごいパウダーは初めてだ。頭が真っ白になり、なにか叫びながら滑った。

  先人のシュプールは斜面の途中からトラバースに変わり、右側の樹林帯に伸びている。私もそれをたどらせてもらう。方向からみて花園の下にでると予想する。途中にオープンスペースの斜面が2箇所あり、あとは登りも一部あるトラバース道であり、花園の下の駐車場に出た。標高差1000m程度の滑走であった。

  後は花園第1リフトから最上部に登り、ヒラフに帰った。帰りに滑ったゲレンデは衝撃のパウダーを体験した後では物足りなかった。


1月2日

  今日は朝から晴れであった。昨日の夜は月が出ていたが、薄い雲からフワフワした雪が降り続いていたので、今日もパウダーを楽しめそうだ。新雪は30cm程度のようだ。早速、1000m台地の上の斜面を目指す。雪は膝までの深さで気持ちよく滑れた。2、3回滑るともう斜面がシュプールだらけになってしまった。そこで、頂上から滑走することにする。F氏とともに頂上を目指す。

  昨日と同様に20分程度で頂上についた。F氏はスキーを担いでいるせいか私より5分程度遅くついた。頂上はパウダーを滑るため登ってきた人であふれていた。今日は天気が良いので、まず頂上の北側から北東尾根を滑ることにする。最初は35度程度の急斜面だが、雪は腰まであるので、抵抗が大きく、気持ちよく滑れる。F氏は腰が引け、シュテムで滑っているため、なかなか追い付いて来ない。しかし、転ばずに滑ってくるあたりはさすがだ。この斜面は広く、潅木もほとんど無いため自由にシュプールを描くことができた。下のほうにくると尾根も狭くなってきて右の谷に向かって滑った。ツアー用の標識に導かれて花園最上部の第3リフト乗場に付いた。標高差500m程の滑走だった。

  まだ天気も良いため、五色温泉へのツアーへ出発することにする。リフトを乗り継ぎ、ヒラフのリフト最上部から歩き、4回目のニセコアンヌプリ頂上へ立った。頂上から五色温泉は非常に近く見える。西に伸びる稜線をトラバースし、北面を過ぎ、西斜面に出た。西斜面は他と比べると潅木が多く、低い樹氷のようだ。早速滑走に入る。雪質は悪く、アイスバーンの上に10cm程の新雪が積もった状態だ。凸凹のアイスバーンにいきなりエッジが引っ掛かり何度か転んだ。できるだけ潅木が少ない所を選んでアンヌプリスキー場方面にトラバースした。潅木が少ないところはアイスバーンではなく、腰までの深雪だった。正面に五色温泉が見える方向に滑る。途中から緩やかな斜面になってきて、スキーが滑らなくなってきた。とうとう、斜面なのに進まなくなってしまった。しょうがないので、ビンディングのヒールをフリーにして歩行モードにし、歩き始めた。ちょうど膝までのラッセルだが、下り斜面なので歩きやすい。500m程歩いて五色温泉に到着した。

  旅館のおばちゃんにバスが無いか聞くと、下の温泉にしか来ていないとのことなので、道路を滑って下ることにする。道路は完全圧雪状態で積雪は数cmだった。しかし、一部で雪が薄くなっており、エッジでひっかけてしまった。スキーを痛めるのはいやなので湯本温泉まで滑り、タクシーでアンヌプリスキー場へ戻った。(昆布温泉からならバスがあるそうだ。)途中で時間があったので湯本温泉に入った。露天風呂が5〜6個ありなかなか良い雰囲気だった。アンヌプリスキー場からは連絡バスでヒラフに戻った。この日は滑り足りなかったのでナイターで汗を流した。


1月3日

  とうとうニセコスキー最後の日がやってきた。昨日の夜は晴れていたのに、3日朝の天候は雪であった。積雪は30〜40cm程である。結局毎日新雪を滑ることができた。この日の降雪は激しかったため頂上へはいかずに、ずっとゲレンデで滑っていた。昼の14時に上がり、風呂に入り、電車で札幌に向かった。


1月4、5日

  小樽を観光し、寿司などを食った後に札幌で荷物を回収し、新千歳に向かった。新千歳についてびっくり、なんと飛行機が飛んでおらず、我々の飛行機もキャンセルになってしまった。しょうがないので電車で帰ることにし切符を取り、札幌に泊まった。
  朝7時の特急に乗り札幌−函館−青森−盛岡−郡山−福島空港−日立と帰ってきた。列車で10時間の旅で非常に疲れた。


感想

   さすがにニセコのパウダーは凄かった。毎日積雪があり、軽い雪は胸まであっても滑れる。空を飛んでるようなフワフワした感じで滑ることができる。今回は目標だった五色温泉へのコースと北斜面を滑ることができ満足した。次回来たときはアンヌプリスキー場の下に出れるコースを滑ろうと思う。


参考に

  五色温泉へのコースは上部に潅木が多く、アイスバーンであまり楽しくない、途中まで北斜面を滑って、トラバースする方がいいと思われる。

  雪が深いと下りでも滑らない場合があるので、歩くことができるテレマークか山スキーのビンディングが望ましい。ボードの人はスノーシュー等の用意が必要だろう。(実際、ボーダーでスノーシューを用意している人は多かった。)

  ニセコ共通券(フリーパスポート)の割引券が宿においてあり4日券で14000円(正式価格 15300円)である。道内のコンビニで発売されているという4000円(昼食1000円込み)の一日券は手に入れることができなかった。

  なお、雪崩に対する注意であるが、宿には雪崩の注意地点が示された地図が置いてあり、参考になる。また、リフトの所に「雪崩警報発令中」と看板が出ていた。いつも出ているのだろうか?


コースガイド
私の滑ったコース

ニセコアンヌプリサウスを望む(^_^)
頂上より南方を望む。たくさんの人がスキーを担いで登ってくる。

西方向に延びる尾根
西方向にのびる尾根。右下が北斜面になっている。

五色温泉を望む
西斜面上部から五色温泉を望む

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