山スキーとは


私が思う「山スキー」を書いてみます。

■山スキーとは

   ここで言う山スキーとはゲレンデで滑っているようなアルペンのスキー板で山を滑ることを言います。 他にはテレマーク、クロスカントリースキー(XCスキーと書く)、そして山ボード(いやバックカントリーだという人もいるでしょうが。)もありますが、それとは別物です。 それぞれどのように違うかを簡単に区別すると、クロスカントリースキーはオリンピックの種目にあるように非常に細い板で歩くのに適しています。日光や裏磐梯でレンタルして楽しむことができます。しかし、板が細いため滑降は楽しめません。それに対して山スキーはゲレンデで使う板と同じものに山スキー用のビンディングを付けて使います。この山スキー用のビンディングとは登りではかかとが上がるような機構を備えています。そして、滑降時はそれがロックでき、ゲレンデ用のビンディングと同じように扱うことが出来ます。テレマークは前2者の中間であり、板はアルペン用と同じくらい幅があるものを使いますが、ビンディングはヒールフリーで歩きやすく、滑る際は「テレマーク」ターンを使って滑ります。最近はテレマークの人が増えてきました。山スキー、テレマークとも登りは滑走面にシールと呼ばれる毛布(アザラシの毛が良いと言われます。)を付けて登ります。このシールは猫の舌のように逆方向には摩擦が大きくなるように毛が生えており、斜度20度程度の斜面なら問題なく登ることが出来ます。当然滑降時はこのシールを剥がします。XCスキーやテレマークスキーの一部はシールの代わりに滑走面が凸凹(ステップソール)になっておりシール無しでも坂が登れるようになっていますが、シールほどの効果は無いです。この板とシールによって人間は雪山での機動性がもっともある動物になることができると思います。(鳥は除く)


■山スキーは山歩きの一種である

   まず、これから山スキー(バックカントリースノーボード等も含む)を始めようとする方に一言。 「山スキーは山歩きの一種である」です。 結局、一瞬の滑るという行為のために数時間もかけて山を登るわけですから、ツアーの時間の大半は「登る」ことに費やされます。 この登りが辛い人は山スキーを楽しむことが出来ません。 それに山スキーでは登りも楽しいのです。 普段は歩けない森の中を自由に歩きまわれるのです。 そして、頂上から誰もいない斜面にシュプールを刻むのは本当に気持ちが良いものです。 そして、冬山登山という点で考えてみると、ラッセルが楽にでき、撤退が容易・スピーディーであるという点で有利です。 しかし、いい気になって下りすぎると沢に出て渡渉しなければならなくなったり、迷ってビバークしなければならなくなります。 そういう点で自由で楽しいのですが、危険もやはりあります。


■山スキーは危険であるか?

   冬山というと雪崩を思い出す人がいると思います。 確かにスキーではそのような雪崩が発生する場所を滑ることもあります。 しかし、どこでも雪崩が発生するわけではありません。 雪崩が多く発生するシーズンは森林帯等の比較的雪崩が発生しにくい場所を選んで滑れば危険性は少ないと考えます。 東北のクラシックルートにはこのようなコースが多くあるようです。 このようなコースは週末になると必ず数パーティーが入山します。 他人のトレースをあてにするとろくなことになりませんが、いざというときはどうにかなるかもという心の支えになります。 また、装備としてはツェルトや無線機を持ち歩くことでいざという遭難に備えることができます。 装備・道具を揃え、それなりの技術と体力そして経験を積めば山スキーは危険では無いと思います。 これは単独行にも言えると思います。実際、私はほとんど単独で歩いていますから。


■山スキーを始めるには

   山スキーには特別な技術はいりません。ゲレンデで練習した技術がそのまま使えます。 しかし、雪山の雪質はゲレンデのそれとは比較にならないほど幅広いです。 ですから、非常に強いスキー技術が望まれます。 いきなり山スキーに行く人は少ないと思いますが、いきなり行っても楽しめないでしょう。 やはり、パラレルぐらいは出来る技術が無いと楽しめないと思います。 これから山スキーを始めようと思う方には、まずゲレンデで練習して、それから山スキーに入った方がいいと思います。 一人で始めるのが心許ないと思われる方は近所や職場の山岳会に入会されるのがいいです。 他には八甲田などのバックカントリーツアーを常時企画している所へ行って見るのもいいかも知れません。 ちなみに私は一人で山スキーを始めました。 山スキーツアーガイドを買って、インターネットで知識を得ました。 それでも何とかなるもんだというのが現在の心境です。 誰かに教わるよりも自分で考えたほうが楽しいです。そう思いません?


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